藍和の日記

死んだように生きている。日々感じたことを吐き溜めていくブログ。

漫画 『ヴィンランド・サガ』

最近、『ヴィンランド・サガ』という漫画を読んだ。

明確な答えは出ていないけれど、書き残しておかなくてはならないような気持ちになり記事を書いている。

 

作者も言っていたが、『ヴィンランド・サガ』は読者に「生きるとは何か?」「人はなんのために生きているのか?」を問うてくる物語だった(まだ完結してはいないけれど)。

11世紀の北欧を舞台に、その時代に生き、戦う人々の生き様や悩みを通して、その問いを投げかけてくる。

 

その問いかけは、ただ「生きるとは何か?」という文面が伝えてくるものだけでは足りない。

 

・人類が続けてきた"戦い、争い"の本当の役割とは何だったのか ただ男の本能を満たすだけのもの 普通の幸せを幸せと思えない人々の道楽 薬物のような存在

・本当の意味で敵はいない なんのために、誰のために戦っているのか その問いにぶつかって初めて争いの無意味さがわかる

・争いの世界が持つ当たり前に対する疑問の投げかけ。 だからこそ考えさせられる今私たちが生きている時代、社会の特異さ

・人の存在意義に対する疑問の投げかけ。 キリスト教の根本にある考え。罪を犯した人間は罪を償いながら生きていくしかない。人が人を殺していくしかないこの世界はまさに人が罪を犯したことに対する代償ではないか。人はどこまで行っても幸せにはなれない。そして争いがなくなった今も人は幸せではない?それならば人は本当にどこまで行っても幸せにはなれないのか。矛盾を抱えた生き物。

・人が最終的に見出すものは何なのか?幸福?絶望? 戦士は死後戦いの世界へと誘われると信じ、戦場で生きるものたち 復讐に生き、自身の存在意義を失うもの

・男の作ってきた歴史と、女の存在 男が作ったルールに女は付き合ってあげているだけ

 

思い出せる範囲のものを書く殴っただけのメモのような記事で力つきるところが自分のダメなとこ‥